「毎日、続ける」を読んで、感想や印象に残った事など
まずは「毎日、続ける」を読んだ感想を少々。
基本的には室井さんのこれまでのご経験をもとに、生き方、行動基準、考え方などがとても柔らかく、そして押し付けがましくなく書かれてました。
すっごく言葉を選ばれてるんだろうなぁ〜╰(*´︶`*)╯♡
という、読み手に対するお気遣いをとても感じました。
表現に角がないというか、角を一つ一つ丸くしてる的な(´∀`=)
そして読み手の方に
”気づきがあったらいいなぁ” ”何か迷ってる事のヒントになればいいなぁ”
という、人生の大先輩の温かさが文章から感じられました。
内容自体は目新しい事はそんなに書いてある訳でなく、
むしろ当たり前のことも多く書かれてました。
ただ人は当たり前の事が意外とできてない事もあります。
それに育った環境も違いますから、そもそも当たり前の定義もそれぞれ違うのかもしれませんけど(´∀`=)
室井さんが長い人生を通じて学ばれてきたからこそ、
その当たり前の事もすんな〜りと頭に入ってくるのかなぁって思いました。
僕が元々おばあちゃん子っていうのもあるのかもしれませんがww
僕が特に印象に残った室井さんの言葉
ではここからは「毎日、続ける」を読んで、
僕が特に印象に残った室井さんのお言葉をちょこっと紹介します。
①「人間、甘やかされると深くなれない」
体調に関わらず、毎日、台所に立って料理もします。
ピアニストだからといって「手をケガする心配があるので、包丁は使いません」などといってられません。
(中略)
最大限、自分のできることをして、今日を精一杯生きること。
「人間、甘やかされると深くなれない」
と私は思っています。
深くなっていかなければ、芸術を追い求めることなんてできません。
「この年齢だからいいじゃない」と甘えてしまうと、
どんどん未来が先細りになってしまうと感じます。
「毎日、続ける」より
「人間甘やかされると深くなれない」
僕も甘えん坊将軍で、39年間生きてまいりました。
だからでしょうか。
人に甘えるのも人から甘えられるのも、自分はどうすればいいのかがわからなくなったりします。
人は自分1人だけでは生きていけないですし、
かといって、人に頼ってばかりで依存してしまうのも違うと思います。
ん〜、話がズレてきました。
まずは室井さんがおっしゃる通り「自分が今できることは最大限がんばろう〜!」って、思いました。
②「ちょっと隙があるくらいがチャーミング」
ピアノ演奏をしている室井さんを
”いつでも隙のない人” “近寄りがたい人”
と思われてる人が結構いるようです。
てかプロの音楽家さんって、素人の僕から見れば皆さん近寄りがたいというか、
ちょっと気難しくて怖いような印象がありますけどね〜(´∀`=)
多少失敗したり、恥ずかしい思いをしたりすることがあっても、
「ちょっと隙があるくらいがチャーミング」
と考えるようにしています。
「毎日、続ける」より
本著では室井さんがご自身のリサイタルで、ストッキング丸見えになっちゃった話とか、
ユーモアも交えて書かれています。
室井さん曰く『お茶目なところ=親しみやすさ、人間らしい魅力』とおっしゃられてますが、ごもっともだなぁって思います。
いつも隙がなく、一切乱れがない人と一緒にいると、正直疲れますし(´∀`=)
僕も女性に関していえば、失敗するのがイヤで高見してる女性よりも
「うっかりやっちゃった〜!ごめ〜ん、テヘペロ!」
的な女性と一緒にいたいですよね〜(´∀`=)
因みに、、、
室井さんはこうもおっしゃってます。
『笑いとは無理につくるものではないと思います。
「笑わせよう」とすることも、されることも、私の好むところではありません。』
③結婚相手の条件「尊敬できる人」
室井さんはこれまで97年間の人生、ずっと結婚をされなかったそうです。
『私にとって、ピアノ以上に夢中になれる存在はなかったから』
と、本著では書かれてます。
結婚しなかったことを後悔はしていません。
唯一、子どもをもたなかったことについては、悔いがないといえば嘘になりますが、
そのために結婚しておけばよかったと考えることはありません。
とはいえ、「独身主義」のつもりはないし、「芸術家は人生のすべてを芸術に捧げてこそ本物」なんて考えているわけではないのです。
(中略)
肉親だけではない家族を持ち、その中で生活することは音楽家としてもプラスになると思っています。
だからお弟子さんたちにも、結婚を勧めているのです。
ただし、結婚の相手は
「尊敬できる人」
が条件です。
「毎日、続ける」より
「結婚の条件=尊敬できる人」
その理由については特に触れてはいなかったんですけど。
”尊敬できる人”っていうのは、すごい個人的には響きました。
僕が仕事面でも人生面でも大変お世話になってる先輩が以前に
「夫婦関係でも、人間関係でも何か1つでも相手に尊敬できる所があれば関係は続けられる」
と、言ってたのを思い出しました。
例えば、、、
「この人は普段からほんとチャランポランだけど、約束の時間だけはきっちり守る」
とか
「あの人はどんな状況でも、常に冷静で笑顔でいてくれる」
とか、ですかね(´∀`=)
確かに「尊敬できるかどうか」って、
人生で一緒にいる上でとても大切だと思います。
逆に言ったら、何一つ相手を尊敬できなくなった時は、、、
相手との関係はもう相当ヤバそうですね〜´д` ;
室井さん曰く、、、
結婚する人生としない人生、どちらがいいというものでもないし、それぞれにいい面もあれば、苦労もあるものでしょう。
大事なのは、その人生を選んだことを後悔しないと思えるかどうかだと思います。
「毎日、続ける」より
まとめ
今回は97歳(2018年現在)の日本最高齢の現役ピアニスト
室井摩耶子さんの著書「毎日、続ける」
の読書レポをお送りしてまいりました。
「毎日、続ける」ということ。
具体的な方法やノウハウというよりか、考え方や向き合い方の話がメインで書かれてました。
97歳で、そして今も現役でご活躍されている室井さんだからこそ書ける内容でしたし、
頭にスーッと入ってきました。
もう人生の大先輩からの金言集ですよね〜(´∀`=)
僕のように、なかなか人の言うことを素直に聞けない方。
特に親の言うことは全然聞けなくても、祖父や祖母の前では素直でいられる横ちゃんタイプの方にはオススメしたいなぁって思います。
(今でも親は親で感謝してますけどね〜、テヘヘww)
最後に、あとがきに書かれていた
「97歳現役ピアニストの室井摩耶子さんの今、実現したいこと」
を紹介して、締めとしたいと思います。←めっちゃ素敵だなぁって思いました(´∀`=)
私には今、実現させたいと思っている夢があります。
それは、自宅でサロン形式のコンサートを開くことです。
お茶とケーキをお出しして、お客様にゆったりとくつろいでいただきながら、
至近距離で私のトークと音楽を楽しみ、より深く理解していただく。
そんなアットホームな演奏会ができたら、きっと楽しいだろうなと想像しながらワクワクしています。
「毎日、続ける」おわりにより
では今日は以上でおしまいでございます。
ほなまたね〜ん、らぶど〜〜〜ん!
※こちらも室井摩耶子さんの著書になります、合わせてどうぞ〜♪
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