こんにちは。
婚活のアタックが全く決まらな〜い!
でおなじみの36歳独身男、横田(@yokota1211)です。
今回は僕が大阪に滞在中、地下鉄の移動中やカプセルホテルで寝る前などに本を読んでおりました。
その本のタイトルとは、、、
バレーボール元日本代表
竹下佳江さん著作
「セッター思考」
著者はバレーボールで元日本代表でご活躍された竹下佳江さんであります。
ロンドン五輪では銅メダルを獲得されておりましたけれども。
特に竹下さんはセッターというアタッカーやブロッカーとは違う特殊なポジションでした。
そしてまた、キャプテンとして全日本チームをまとめられてました。
この竹下さんの「セッター思考」を今回読ませていただいたんですけども。
仕事、または恋愛や夫婦関係などで現在少しうまくいってない方におかれましては、とても役立ちそうだなぁって思いました。
実際読んでみて、自分自身がとても勉強になる内容でした。
今日はその中からいくつかピックアップしてお伝えしていく次第であります。
著者紹介 元全日本女子バレー代表キャプテン竹下佳江さん
![竹下佳江](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/10888896_424420567712186_4400834087259826965_n.jpg?resize=240%2C240&ssl=1)
↑(画像は竹下佳江 Offcial Facebookより)
竹下佳江(たけしたよしえ)さん
元・全日本女子バレー代表キャプテン。
1978年福岡生まれ
(わたくしの年齢の一つ上の先輩であります。)
2011年ワールドカップでベストセッター賞と個人賞に輝く。
2012年ロンドン五輪にて悲願のメダル(銅)を獲得。
2013年7月に現役を引退
竹下さんの言えば身長がとても小さく小柄でしたけども。
テレビ越しに見る竹下さんは全日本チームにとってめちゃくちゃ大きな存在に見えました。
トスなどはもちろんなのですが、ボールがコートに落ちるまで常に諦めない気迫。
そしてチームがどんなに劣勢な時でもチームメイトに声をかけたり、肩をポーンとたたいて励ましていたり。
まさに世界最小最強セッター!
素晴らしい選手でした。
今も変わらず素晴らしいですけど〜(´∀`=)
そもそもバレーのセッターってどんなポジション?役割?
バレーのセッターってどんなポジションなのか、改めて説明します。
バレーボールにおけるセッターは、
トスをあげる役目
の選手である。
セッターはボールの下に素早くもぐりこめる敏捷性(びんしょうせい)が大切である。
また、
試合全体を見渡すことのできる大局観と冷静さ、リーダーシップ
なども大事な要素である。
このため、バレーボールにおいて司令塔とはセッターのことをさすことが多い。
指で行うサインによって(ラリー中を除く)、攻撃戦術を指示しあう。
wikipediaより
バレーと言えば、、、
相手コートにバチコ〜〜ン!
ってスパイクを打ち込むイメージが強いかと思いますけれども。
それはアタッカーという攻撃担当の方のお仕事でして。
セッターというのはそのアタッカーの方がスパイクを打つためにボールをあげるというのがお仕事になります。
ただ、wikipediaにもある通り「トスを単にあげる」だけではなく、
チームの司令塔としてチーム全体の戦術を指示する役割も担っているそうです。
※スラムダンクの話です、わかりにく〜^_^;
ちなみに竹下さんは著書「セッター思考」でセッターというポジションをこのように述べております。
セッターは人を輝かせるポジションです。
自分が輝きたい!
と思う気持ちが強かったら、うまくいかないかもしれません。
「自分が良ければそれでいい!」
「自分だけが活躍したい!」
っていう気持ちが強いと、どうやらうまくいかないようです。
竹下さんはセッターを「チームの黒子」と表現していました。
そんなチームを陰で支える「縁の下の力持ち」的な存在のセッターというポジションなのですけども。
竹下さんは同じく著書でこんなこともおっしゃっております。
バレーボールの世界では、
試合はアタッカーで勝ち、セッターで負けると言われています。
アタッカーで勝ち、セッターで負ける!
どうやら
勝利のお手柄はガンガンにスパイクを決めた「アタッカー」
敗北の戦犯はうまくチームを機能させなかった「セッター」
というのがバレーボール業界では言われてるようです。
竹下さんの「セッター思考」特に印象に残ったフレーズ18つ
![竹下さん1](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/6147f559645e36a3ef4fc3a48af96769.jpeg?resize=500%2C375&ssl=1)
↑(画像は竹下佳江 Offcial Facebookより)
ではここからは竹下さんの著書「セッター思考」より。
36歳独身男のわたくしが特に印象に残ったフレーズをご紹介していきたいと思います。
☆チームのセッター(司令塔)、またはキャプテンとして
子供の頃はセッターの面白さなんてわからないので、
「ポジションを与えられたからやっていた」
という部分が大きかったと思います。
基本的にはセッターはボールをあげる役ですから。
ボールを相手コートに打ち込むという、スパイクの爽快さは味わえませんしね^_^;
中学校でもポジションはセッターでした。
(中略)
「どうすればアタッカーに気持ちよく打ってもらえるのかな」
「どうやったら勝てるのかな」
と、とことん考える癖がついたのはこのころです。
自分一人では何もできないと気づけた人は、チームのなかで長く活躍できますし、
コートを離れることになっても、たくさんの人に支えてもらえます。
(中略)
いつまでもチームプレーの大事さに気づかないままの人がいるのも悲しい現実。
本当に
「もったいないなぁ」
と思います。
経験の少ない若手選手や、コートで自信のなさそうな表情をする選手にも、
どんどんトスを上げました。
(中略)
育てるためには、やはり
「任せきる」
ことがいちばんの方法です。
竹下さん曰く、
『(自信のなさげな選手でも)トスを挙げてく内に自信を持ち始め大事な局面で
「私に上げて!」というオーラを出すようになってきたんです。』
仕事でも家庭内でもそうかもしれませんけれど。
ちょっとその人が不安を持ってそうな時でも「その人に任せる」というのは、その人の自信に繋がりますし何より成長しますよね。
『「自分がやった方が早い」と仕事を任せなければ、
個人の成長もチームのレベルアップも難しい』
そうですよね〜。
チームの勝利のためには自分だけでなくチーム全体のことを考えないといけないですよね。
仕事はもちろんですけども、恋愛や夫婦関係でもそうだなぁって個人的には思いました。
性格上、今まで人に全然任せてこなかったなぁって反省しております、、、^_^;
なんか振り返ると「自分がやった方が早い」って全然トスを回してこなかったですね、わたくし。
あまり優しいトスばかり上げてばかりいても人は育たないし、
難しいトスばかり上げてもダメ。
タイミングやその人に合う最善が何なのか、常に考えるのがセッター思考です。
前項の「人に任せる」ということが大切とありましたけれども。
ただ闇雲になんでも任せればいいっていうのは違うようであります。
簡単すぎてもダメ!難しすぎてもダメ!
チームの仲間と普段は女子トークしたり、
仲のいい選手と一緒にショッピングに行ったりしていました。
そういう時は、みんなで楽しくワイワイ騒いだりしています。
練習中やコートに立った時は別です。
セッターやキャプテンとして言うべきことはハッキリいいます。
ここで変に普段の関係を持ち込んで遠慮していては、
チームをまとめることはできませんし、馴れ合いが生じてしまいます。
恋愛でも一緒かもしれませんね。
当時、自分の考えや意見をハッキリと言えなかった僕です。
特に将来のこととか大事な話では、、反省っすね〜^_^;
知らず知らずの内に、馴れ合いのお付き合いをしていたような気がします。
書いててめちゃくちゃ切なくなってきましたけれども。
キャプテンやリーダーはときに注意したり、叱るのも役目です。
そこから逃げるわけにはいきません。
(中略)
相手の悪いところに気づいているのに、そこで何もいわないのは思いやりではありません。
「相手から嫌われたくない」と自分を守っているだけ
だと思います。
「嫌われたくない」と思って注意しないのも良くないですし、
「嫌われる覚悟はできている」とか、、、ただ叱り飛ばすのも良くないでしょう。
(中略)
「相手を注意したい」という気持ちは相手への思いやり
から出てくるものなのですから。
「注意する」っていうのもなかなか難しいものですよね^_^;
ただ単に自分が気持ちよくなるために注意したり、または相手を威圧して貶めるために注意したり。。。
たまによそ様のブログ、またはテレビのコメンテーターさんの中にも見かけたりします。
「相手への思いやり」があってこその注意
わたくしのとても好きで愛読しているブログの中で鳥井謙吾さん。
またはさとちゃんのように結構キツイ言葉を書かれてる方がいますけれども。
でも読んでても全然不快に思わないんですね。
(むしろ心に刺さると言うんでしょうかね^_^;)
彼らは読者に対して「思いやり」を持って記事を書かれてるんですよね、多分!
私は今までキャプテンになりたいと思ったことは一度もありません。
自分から「やらせてください」なんて言ったことはありませんし。
自分がキャプテンに向いているのか向いていないのかさえ、
じつはよくわからないのです。
そういえば、結婚したあるお友達(同世代の女性)がこのように言ってたのを思い出しました。
「流れのままで結婚したけれど、
自分が結婚に向いてるかどうかって
自分自身今だによくわかってないんだよね〜」
☆チーム内のコミュニケーションについて
![裏面](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_6049.jpg?resize=500%2C373&ssl=1)
男性には良くも悪くも言葉足らずな部分があります。
監督が選手に指導をしているとき、
「もうひと言あったらいいのにな」
と思うときもあります。
たとえ言っていることが正論であっても、
女性は心で納得しないとダメ。
頭だけではなかなか受け入れられません。
そういう時は、私がなるべく
「監督はこういう思いで言っていたんだと思う。」
とフォローするようにしていました。
私はセッターとして、つねにレシーバーとアタッカーをつなぐ役割を担ってきました。
キャプテンとしても監督と選手、先輩と後輩のあいだに立つ、みんなをつないでいく
接着剤
のようなセッター型のリーダーになろうと考えました。
みんなが監督のやり方に従っているのかをしっかり監視して、ちょっとでも違っていたら
「そうじゃない、こうやって」
と指示を出す。これは悪い接着剤ですね。
くっつきすぎです。
いい接着剤として両者をつなぐことに徹したのです。
みんな(選手)には
「こういう状況だから今は我慢して、まず選手としてこういう風にやっていこう」
と提案しました。
一方的に自分の考えを押しつけるのではなく、
みんなの意見を聞くようにしていました。
(中略)
そして監督には
「今の選手の気持ちはこうです」
と伝えました。
とにかく水漏れしてチームがバラバラにならないようにすることを一番に考えていました。
(チーム内で)
どんな相手でも公私ともに100%つき合うなんて、
やはり無理です。
(中略)
ですから私は
「この人とはコートではいくらでも付き合うけど、プライベートはここまで」
「わかるまで何度でも教えてあげるけど、答えを言うのはここまで」
という感じで、自分の心の中に
”この人とはここまで”
という線を引いて接していました。
女性と接する時は公平性が大事です。
女性は一人だけ褒めると、周りは「あの子ばっかり贔屓している」と反発しますし、
一人だけを叱ると、「なんで私ばっかり」となります。
☆観察眼
![竹下さん3](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/12440234_594698047351103_322654367547834472_o.jpg?resize=398%2C299&ssl=1)
↑(画像は竹下佳江 Offcial Facebookより)
チームの仕事がうまくいっていると、イージーミスは軽視されがちですが、
些細なミスが致命傷になって、チームに対する信頼があっさり崩れ去ってしまうケース
は、意外と多いようです。
ちなみに竹下さん曰く、バレーボールで言えば
「選手同士のボールのお見合い」「うっかりアタックラインの踏み越えてしまう」などがあるそうです。
確かにチームが好調な時って、軽く流してしまいそうですけどね〜。
こういう簡単なことからでも一気に崩れてしまうそうであります。
家庭で言えば、例えば「あいさつ」とかでしょうかね。
「おはよう」「行ってきます」「ありがとう」、、、
たとえ言わなかったとしてもすぐに何かが起こるわけではないですけども。
本当に小さなことから屋台骨は崩れてくってのは想像できますね。
第一印象や直感で感じたことだけで終わりにせず(人を判断せず)
「本当にそういう人なのか?」
とクエスチョンをつけながら、相手と向かい合っていくと意外な面がみえるようになるでしょう。
人を第一印象や直感で判断してしまうということは良くあります。
わたくしも出会いの場へ行くことも多々あるんですが、特に第一印象をめちゃくちゃ重視してます。
それはそれで一つ大事な判断基準なんだと自分は思ってますけれどね。
ただ、竹下さん曰く
・「相手はこういうタイプだ」って決めつけてしまったら、それ以上相手を理解できなくなる
・(相手が)もし本当に自信がない人なら
「なぜ自信が持てないのか?」
「どうしたら自信を持てるようになるのか?」
をいろいろ探っていく
つまりは
第一印象がその人の全てではない!
という意識で人と接することが大切だと竹下さんはおっしゃってます。
☆日々の努力
![竹下さん2](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/b0b37468bb34c4a7db2d9dff327c6970.jpeg?resize=500%2C375&ssl=1)
↑(画像は竹下佳江 Offcial Facebookより)
(実業団入りしてから)
私は朝練が始まる前に、体育館でトスの練習をしました。
ボールを上げてくれる人がいないので、壁にボールを投げて、跳ね返ってきたボールをトスするのです。
一人でひたすら壁や床を相手に、工夫をしながらトスの練習をしていました。
「試合前」というよりも「日々」を大事にする
日頃からの意識と入念な準備が、最高の結果を生み出していくのだと考えています。
まとめ
![竹下佳江](https://i0.wp.com/yokota-kenichi.net/wp-content/uploads/2016/08/6f436476f6f3b9b6388bfe28bc3bf8a8.jpeg?resize=501%2C376&ssl=1)
↑(カプセルホテル内で熟読、良い本だったなぁ〜♪)
とてもロングな記事になっちゃいました^_^;
普段、バレーでの試合中の竹下さんしか存じ上げなかった僕です。
てか竹下さんは既に引退して久しいわけですけども、、。
今回「セッター思考」を読ませていただきました。
竹下さんの日々の弛まぬ努力、そしてチームメイトや監督さんへの気遣い。
そして何よりチームに対してのとても深い愛情や思いやりを感じることができました。
個人的には特に「接着剤」ってワードはとても印象に残っております。
自分も仕事や恋愛、そしてもし結婚して夫婦になり家庭を持った際には、
「いい接着剤」
になりたいなって思いました╰(*´︶`*)╯♡
では、最後に僕がすごく共感した著書の一節をご紹介して締めとさせていただきます。
(「接着剤」うんぬんのくだりではありませんけれども^_^;)
人は人、自分は自分です。
たとえ人を率いることはできなくても、
自分自身の人生のリーダーになって、自分の行動を決めることはできます。
投げ出す人は、自分の人生を導くリーダーの権利さえ、放り出してしまうことになるでしょう。
ですから私は投げ出さずに、やりきってほしいと思います。
私はチームを率いる立場ではなくなりました。
でも、今も「やりきった」という後悔のない思いが私を支え、私を励まし、私を導いてくれるのです。
では、本日はこれにてゲームセットで〜す!
ほなまた〜、バイバイ〜♪ バイバイ〜♪
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