こんにちは、横田(@yokota1211)です。
今日は特別養護老人施設で将棋をしてきました。
まあ勝ったり負けたりでいい感じです。
いつも施設の方々が優しく出迎えてくれるのですが、その施設の掲示板にはいつも求人募集の張り紙がしてあります。
なかなか福祉・介護って人材が集まらないようです。
福祉・介護業界の現状
福祉・介護業界のイメージ
介護職に対してどんなイメージをもたれてるんでしょうか。
下の内閣府の調査を見てみましょう。
内閣府のデータを見る限り福祉や介護の業界って世間の人はやりがいがある仕事とは感じても、夜勤とか現場仕事ってことでしんどいイメージがあるようです。
夜勤などがありきつい仕事 65.0%
給与水準が低い仕事 54.3%
将来に不安がある仕事 12.5%
自分自身まだまだ福祉の現場を知ったような口でいうのは大変おこがましいのですが…。
そんな僕から見ても実際に大変そうだなと思ってます。
結構肉体的な仕事は多いですし、時間も不規則だったりします。
(自分は夜勤とかお風呂や排泄などの補助はしたことないのであくまでも見た目の印象ですが…)
そして何より
この業界は給与水準が低いというイメージ
があります。
福祉・介護業界の賃金形態
実際にどんなものなのか、平成24年どの介護労働の実態調査を見てみましょう。
・男性
全産業 平均年齢42,5歳 勤続年数13,2年 現金給与額(年収)362,3万円
福祉施設介護員 平均年齢35,6歳 勤続年数5,3年
現金給与額(年収)231,4万円
ホームヘルパー 平均年齢37,0歳 勤続年数3,2年
現金給与額(年収)226,3万円
・女性
全産業 平均年齢40,0歳 勤続年数8,9年 現金給与額(年収)249,7万円
福祉施設介護員 平均年齢39,7歳 勤続年数5,6年
現金給与額(年収)211,9万円
ホームヘルパー 平均年齢46,4歳 勤続年数5,5年
現金給与額(年収)204,2万円
このデータだけで正確に判断できるかわけではないですが、
今現在も給与水準は平均を下回っています。
そりゃ将来に不安を感じるっていうのも当然です。
そして何より
平均勤続年数が低い!
原因は労働環境なのか、それとも経済的なことなのか…。
いずれにしても社会に役に立ちたいという心だけでは如何ともしがたい現実があるのです。
福祉・介護業界の従事者数についての声
日本では超高齢化社会ということもあり、年々若年層というのはドンドン少なくなってきているのが現状です。
先ほどから述べている通り、
福祉業界は給与水準も低く若い世代・現役世代が職に就くことができない
というのが正直なところではないでしょうか。
働きがい、やりがいはあると思ってる方は結構いると僕は思うんですよ。
これは現場での僕の肌感覚ではあるんですけど。。。
福祉業界の産業構造について
かと言って
福祉サービスにおいてガツガツと利益を追い求める
っていうのも……、てことは心情的に抵抗があります。
福祉サービスが必要な方って必ずしも経済的に恵まれてるわけではないですしね。
てかむしろ困ってる方が大半なのですから。
そしてなにより福祉って、物を作って商品を売る、外貨を稼ぐということにはならないんですよね。
あくまでも内需。
お金を生み出すというよりはお金を回しているってイメージです。
なので福祉・介護の人材不足という問題も業界だけでなんとかなるっていうよりは、社会全体の問題なのかなって思います。
福祉業界でも明らかな無駄遣いについてはよくないと思いますけどね^_^
でも現状では、政府に丸投げしている状態だと思います。
ただ一時的に補助金を多くしたりすることだけで根本的な解決に繋がっているのかというとどうでしょう。
現場の雰囲気を見ていて疑問に思わざるを得ません。
施設や設備はドンドン作られてますけど、、、
人が全然足りてない状態ですよね〜。
僕は経済的に余裕のある方、時間に余裕のある方、両方余裕のある方。
そういう方々が地域の福祉活動に気軽に参加できる社会になればいいなあと常々思ってます。
一人が月に1時間でも2時間でも利用者の方と一緒に歌を歌ったり、体操したり、絵を描いたり…。
なんなら話を聞いてあげるだけでもとても感謝されるんではないかなあと思います。
福祉・介護業界に今必要なもの。
お金はもちろん大切ですし、必要なものです。
でも本当に必要なのはやはり「人」、思いやり溢れる優しい人でしょう!
そんな人間であり続ける為にも僕は経済的な自由と時間的な自由を得たいです。
また自分自身の家庭を大切にしたいです。
自分は今の福祉・介護業界の現状を一変に変えられるなんて思ってはいません。
でも地道にコツコツと今の自分にできる事をしていく事で、徐々に福祉の輪は広がっていくと信じてます。
みながゆとりをもって福祉に継続して取り組める社会。
「そんな温もりのある世の中、ええよなぁ!」
な〜んて、将棋をしながらこんなこと考えてます。^_^;
それでは、今日はこの辺で!
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僕が「らぶど」というドーナツ屋をするまでのいきさつを振り返ってみた