仕事・働き方

僕が「らぶど」というドーナツ屋をするまでのいきさつを振り返ってみた

 

こんにちは、横田(@yokota1211)です。

 

 

世間様は連休真っ最中ということで。

9月26日(土)にヘアスタイルのセミナー(→終了しました!)の講師をしてくださる中村優太さんがご自身で新しくお店を一昨日オープンされました。

 

 

中村優太さんのブログやFacebook等で拝見しているとめっちゃワクワクして、自分のことのように嬉しかったりするわけです。

(11月にはお店にお邪魔する予定です、宜しくです)

 

 

※追記:優太さんの行ってきました!

「オレが髪型うまくセットできんのはなぜだ?」ヘアセット初心者が知らない4つの基本心得!

 

 

なんで僕がそんなにドキドキしているのかって言えばです。

僕も畑は違えど商売をしていたり、小さいながら実際にお店をしていたってことからかもしれません。

 

 

僕が「らぶらぶドーナツ(通称らぶど)」

という「おからドーナツ」のお店がスタートさせたのが当時32歳でしたから。

現在の中村優太さんとほぼ同じ歳ぐらいなのです。

 

 

てわけで今日は「らぶどの歴史・過去」を少し振り返ってみたいと思います。

いつもより更にリラックスしてどうぞお付き合いの程宜しくであります。

 

なんで「おからドーナツ」を作ろうと思ったのか?

遡ること2008年だったでしょうか。

当時は既に自分で機械やらシステムやらを自分で商売しておりました頃です。

 

 

たまたま僕が以前豆腐屋だったこともあり、ご縁をいただいた石川県の白峰に山下ミツ商店という地元ではとても有名なお豆腐屋さんがありました。

山下社長とは色々と豆腐業界についてだとか商売についてだとか教えていただいてたんです。

(先日久しぶりにお会いしました、大変お元気そうで何よりです笑 ブログまだ見てますか〜^_^;)

 

 

その山下ミツ商店のある白峰では毎年冬に「白峰雪だるままつり」というお祭りが行われてまして。

名前のとおり白峰の村のいたるところに雪だるまが飾られるという超神秘的なお祭りなわけであります。

雪だるままつり

「うらら白山人」より)

そこで山下社長が販売してたのが

「おからドーナツ」

だったんです。

 

 

僕はその時に食べた「おからドーナツ」がほんと美味しかったんです。

もちろんその時の雰囲気とかもあったとは思いますけど!

 

 

あとは正直に言えば僕はドーナツのあの「まあるいリング状の形」が好きなんです。

 

 

だからですかね、

今こうして、あのまあるいそして揚げたてのほっかほかのドーナツのような輪(コミュニティー)を作りたいという思いがあるのもしれません!

 

 

とにかくそれからです。

 

僕がドーナツに目覚めたのは…

 

 

おからって豆腐の製造の工程ででる大豆の皮です。

食物繊維も豊富でとてもヘルシーな食材です。

 

 

昔僕が豆腐屋だった頃は、今でこそ言っちゃいますけれど垂れ流してました。

本来はイケないことなんですけれどね。

ちなみに僕が勤めていたその豆腐屋も今は廃業されたそうです。

 

 

それからしばらくは自分の仕事をしながら、夜に自分でドーナツを試作しました。

 

らぶどくん

徹夜でドーナツ作ってて近所の人はかなり不審がってただろうな〜!

 

初めての商売はJA(農協)

実際に試作は何度かしたら、それらしきドーナツはできるようになったんですけれどね。

 

 

しかし、そこから何ヶ月か時は流れます。

(なかなか行動に起こせなかったんですね、多分)

 

 

初めてお客様の前で販売したのは

当時住まいの近くにあったJA

でした。

 

 

2008年の秋口。

「秋の収穫祭」

というイベントに店長にお願いして出させていただくことになりました。

(新米入荷に伴うイベントですね!)

 

 

当時はフライヤーを持っていませんでした。

そしてドーナツの型抜き機というものも持っていませんでした。

 

 

「ほんと何も持ってなかったなぁ!てか今もか!」

 

 

販売前日にひたすら生地を粘土をこねるようにして細長くしては丸く輪っかにしてドーナツの型を作っていきました。

ある意味で言えば陶芸家みたいでした。

 

 

そして販売当日は早朝3時か4時くらいから、ひたすらフライパンに油を引いて揚げるという超人力作戦でした。

 

 

今思うと相当なガッツですよね。

(あっ、ガッツといえば小笠原選手。長い間本当にお疲れ様でしたm(_ _)m)

 

 

早朝にひたすら揚げたおからドーナツをバットに詰め込んでJAに売りに行きました。

特に初めての商いは本当によく覚えてます。

 

 

開店前に店先で並ばれてた奥様方がめっちゃ話しかけてくれたのです。

 

 

そして開店前にも関わらず10個単位でドーナツをどんどん買ってくれたのです。

何かいらっしゃいませとか何も言ってませんでしたがね^_^;

あの時のことは今でもはっきりと覚えています。

 

 

正直に言うと当時は型抜きを使っていなかったので、生地自体が硬くドーナツ自体も正直かなり固かったです。

にも関わらず美味しいと言ってくださったお客様の温かさは今でも忘れられません。

 

 

それからJAは時々お邪魔してましたね。

 

らぶどくん

春と秋はそこそこ良かったですけれど、夏はもう全然だったな…!

 

2012年10月「らぶど」オープン!

それから僕自身、色々と紆余曲折ありました。

詳しくはわたくしの経歴に書いてあるのでよろしければ。

 

 

2012年春に一度自分の会社の幕を降ろしました。(俗に言う倒産です´д` ;)

そしてそれからは今の物流センターに勤め始めました。

 

 

でもまだ自分の中ではモヤモヤとした思いがありました。

めっちゃやりたい事があるってわけでは正直なかったんですけれどね。

 

 

特にそれまでは

借金返済の金策ばかりで「お金、お金」

って感じでしたから。

 

 

なんか人のお役に立てる事をしたいなぁって漠然とですけれど思ってたんです。

そんなときにたまたまお世話になっている親戚から空いている小屋があると聞きました。

 

 

「ここで村の人が気楽に集まれる何かがやりたいなぁ!」

 

 

そう思ったときに以前にJAで商売してた「おからドーナツ」を思い出しました。

あの時の奥様方とのコミュニケーションがほんと楽しかったんです。

そう思い、僕は親戚に小屋を借りるお願いをしました。

 

 

そして早速開店の準備を始めました。

 

らぶどくん

数ヶ月前に会社をつぶしたのにも関わらず、全く懲りてない人だ

 

ひとりじゃなかった…!

 

らぶど(親戚から格安で借りた小屋、子供達曰く基地です!)

 

 

店内(装飾前の店内)

 

当時の僕はあまり人に頼るということがありませんでした。

(いや、頼ることができなかったんだと思います。)

 

 

なんて言うんですかね。

当時の僕はそんな大した能力もないのに、1人相撲しまくってた

ように思います。

 

 

当然お店の準備も1人で進めていきました。

 

 

しかし、開店2,3週間前です。

村の子供達が借金の取り立て屋のごとくお店のドアを叩いてお店に入ってきたのです。

 

 

子供「ここで何するん?」

 

 

僕がドーナツ屋ということを告げると、

 

 

子供「今度来る時食べさせてや!次いつ来るん?」

 

 

僕も驚きのナンパ術よろしくコミュニケーション術です。

そして翌日にドーナツを準備してサービスしました。

 

 

子供「このドーナツいくらなん?」

 

 

よこちゃん

いくらやったら毎日来れる?

 

 

 

子供「50円!」

 

 

以前は100円で売ってましたからね、正直「えっ、50円、安!」って思いました。

でもよくよく考えてみたら僕は小学生の頃1日のこづかいって30円だったんですよね。

(ほぼビックリマンチョコかカードダスに使ってましたけど、、)

 

 

そう思うと彼らが毎日気軽に来れる金額ってそれくらいなんかなぁって思いました。

 

よこちゃん

まあこの子らから儲けようとも思わんしな!

 

 

こうしてこの子供達と

ノリで1個50円という破格で値段を決めてしまいました。

(これから何かしようと思う人、ノリだけで決めてはいけませんからね…)

 

 

ここからは彼らと共に「らぶど」の準備をすることになりました。

夕方学校が終わると彼らはお店に来てPOPやプライスカードを作ったり、掃除をしたりしてくれました。

 

 

近所の市営団地にポスティングにも一緒に行きましたね。

本当に彼らの協力がなければ僕はまた以前の1匹狼のままだったかもしれません。

 

 

IMG_2019(みんなめっちゃ絵がうまいんですよ!あっ、大学いもも作ったなぁ!)

 

準備(ほんと楽しく準備できたわ、サンキュ!)

 

自分の力で何かをするってのはとても大切です、でも

頼るところはもっと頼ってもいいんだなぁ

なんてことを子供達から教わったように思います。

 

 

そして何より子供達と一緒にやるってのが

自分1人で何かしているよりもめっちゃ楽しかったんです!

(今日の結論はコレね!)

 

 

今思うとその時に

「結婚っていいなぁ」

って少しだけ思った気がしないでもないですね^_^;

 

 

ど.001(ドーナツを食べてる顔はほんとかわいい!)

 

 

店内3(らぶど名物のイラスト展!)

 

※イラスト展に関してはこちらの記事で詳しく紹介してます。

婚活に疲れた時はコレっきゃない!元気と勇気が湧いてくる「らぶど」のアート作品集16選

 

スクリーンショット 2015-09-21 16.16.47(ボードもこんな感じ、クリスマスツリーだね^_^;)

 

スクリーンショット 2015-09-21 16.18.42(これはバレンタイン用のドーナツ。スーパー用にも卸すようになりました^_^;)

 

らぶどくん

おお、懐かしいなぁ〜!おれもいるよ!

 

そして、今は…。

ここまで書いたらとても素晴らしい話にも感じるわけですが…。

 

 

わたくしのらぶど

「最終的には赤字でパンクしてしまいましたから」

 

 

経営計画はしっかりしなければならないと改めて思うわけであります^_^;

(どうも僕はイケイケドンドンタイプのようでして…)

 

 

今年の2月に一旦休業ということで、今はお店はもぬけの殻でございます。

 

 

僕も結構やらかしますね^_^;

 

 

でも営業最終日、子供達に

 

よこちゃん

らぶどに飾ってある絵やイラストはどうする?片付ける?

 

と聞いたら

 

「いや、残しといて!どうせまたやるげんろ!」

 

と返されました。

 

 

そう言われると、ガラにもなくジーンとしてしまったりするわけです。

今はブログ運営が中心ですけれど、再び彼らの元に戻れるよう努力していく次第であります。

 

 

今度はドーナツは80円くらいにさせてもらうけど♪( ´▽`)

 

 

よこちゃん

涙君さよな〜ら♪さよ〜なら涙君♪

らぶどくん

また会〜う日まで〜♪

 

最後に

想像以上にものすごい雑記になってしまった!

当ブログ、基本的にはゴタついてはいるんですけれど、今日のは特にすごいな!

 

 

でもこういうのもたまにはいいか!

連休だし^_^;

 

らぶどくん

みんなゆっくり休んでな〜!

 

ドーナツ

 

まあ今日は昔話ってことでね!

以上!ではまたねーん(^_−)−☆

 

 

→次のページはこちら

今日10月11日はらぶどのオープン記念日だ!

 

ABOUT ME
アバター画像
横ちゃん
石川県金沢市出身の横ちゃんだよ。1979年12月生まれ。 2015年、35歳より一念発起して婚活をスタート。 婚活戦士として活動し、当ブログにて主に婚活の情報発信を始めました。 で、今も相変わらず独身のまま〜♪ 好きなことは サウナ銭湯、散策、読書、将棋、囲碁、水泳、カラオケ,,, などなど。 横ちゃんの詳しいプロフィールはこちらです。
関連記事ド〜ン♪