こんにちは、婚活界の永久凍土こと横田(@yokota1211)です。
並大抵の火力ではビクリとも溶けません。
さてさてGWも終わり、穏やかな日常が始まりましたけれども。
わたくしは連休中は特にどデカイお休みがあったわけでもなく,
ある意味普段通りに働いてました。
なかなか世間の休みには馴染めないものでして!
とは言いつつもせっかくのGWですから。
何か思い出の1つも作りたいなぁって思ってたんですよね。
そんな時にふと本屋で見つけたのがこの本であります。
ジャン!
2016年芥川賞受賞作品
本谷有希子著 「異類婚姻譚(いるいこんいんたん)」
であります。
普段ならまずこの手の本はスルーなんですけれどね。
(最近は本当に囲碁か将棋の本以外読まないですし^_^;)
ただなんて言うんでしょうか。
一応は婚活ブログを書いている身ではないですか!
「婚」
っていう字に過剰に反応したっていうただそれだけであります。
本との出会いなんてそんなもんですよね〜♪
と、いうわけで今回は「異類婚姻譚」について。
小説なんでネタバレしない程度に感想などを書き連ねてまいります。
著者、本谷有希子さんってどんな人
↑(初めて本谷さんのお顔を拝見しましたけれど、普通に可愛いっすね〜ww)
本谷有希子さん
なんとわたくしと同じ石川県出身。(白山市ってことで金沢市のお隣ですね!)
そして驚くことにこれまたわたくしと同じ1979年生まれの現在37歳。
同郷で同じ年ってことで、親近感も湧きますよね^_^;
高校を卒業後、庵野秀明監督のアニメ『彼氏彼女の事情』に沢田亜弥役の声優として参加。
00年9月、劇団、本谷有希子を旗揚げ。主宰として作・演出を手掛ける。
小説家としても活動し、2011年、『ぬるい毒』』(新潮社)で第33回野間文芸新人賞を受賞。2013年、『嵐のピクニック』(講談社)で第7回大江健三郎賞、
2014年には『自分を好きになる方法』(講談社)にて第27回三島由紀夫賞
元は声優だったんですね〜!
そして劇団の演出から小説までなんてマルチな才能!
同じ地元なのに全く知りませんでした(お恥ずかしい話)
てか大江健三郎賞やら三島由紀夫賞やら目も眩むスゴイ賞ばかりいただいてて。
今回の芥川賞で三冠達成らしいです!
僕と同じ年なのに〜╰(*´︶`*)╯♡
ちなみに2013年5月に作詞家の御徒町凧(おかちまちかいと)さんと結婚。
2015年10月に第1子女児出産ってことらしいです。
「異類婚姻譚」の大まかなあらすじ
↑(本屋さんの特設コーナー、地元作家ってことでさすがの存在感!)
ではこの
「異類婚姻譚って一体どんな話やねん?」
ってことなんですけれども。
差し障りのない程度に言うと、とある夫婦のお話でして。
嫁(主人公)
→子どもなしの専業主婦。家事はしっかりしている。
だけど実は外に働きたくなくて現夫と結婚したのかも、、との自覚あり
夫
→バツイチで家持ち。仕事はちゃんとしているが家では超ぐうたら。
だんだんそのぐうたらの度合いが増してくる(会社も休みだす)
てことでざっくり言えば
「あんま働きたくない」「楽をしていたい」
ってお互いに思っている夫婦の話ですよね。
「夫婦の顔がどんどん似てきて、あ〜超キモイ!」
っていう話であります。
(すんごいザックリ言いましたけれどもww)
「異類婚姻譚」を読んだ個人的感想
↑(書店にサイン入りのものが残り2冊だったので、思わず手に取っちゃいました!)
「結婚したら少しは楽をしたい!」
「結婚したらちょっとは楽になれると思ってたのに、、、」
と、一ミリでも心の中にある方。
男女共に共感するところがあるのではないでしょうか。
またはパートナーに対して感謝するところからちょっとしたイラ立ちまで。
わりとサラッと描かれてるので、しつこくない感じで読めました。
最後のオチもいい感じでしたしね。
また登場人物も全然多くなくって、日頃読書習慣に乏しいわたくしでも大変読みやすかったです!
ページ数もそんなに多くないですし。(本編で110ページくらい)
強いて欠点を挙げるならば、繰り返し読もうって気はそんなに起きなかったです。
囲碁や将棋の本は何回でも読みたいって感じになるんですけれどね〜。
これはあくまでもわたくし個人の話です。
でもwikipediaにあったんですが、
小説の書き方について本谷は、
書きあげている最中は完全に登場人物になりきってしまう
と言っている。
本谷の友人いわく、「執筆中に会うと作品ごとに別人格になっている」ほどである。
また、感情移入するのは主人公だけではなく登場人物全般で一人称より三人称が得意だという
ご本人のインタビューより
登場人物に完全に感情移入して書かれてる!
登場人物全般で一人称より三人称が得意!
なんだそうです。
そのようなことを知ると作中の「夫」、または「近所のキタエさん」等も
完全に成り切って書いてたのぁと思い、違った興味も湧いてきました!
まとめ
て、ことで今回は我が石川県出身で2016年芥川賞受賞
本谷有希子さんの「異類婚姻譚」を読んだ感想をお送りしました。
何回も言いますけれど全然しつこくなく、サラッと読めました。
そんなに読書しない僕でもです。
おそらく小説としては敷居は高くないと思います。
オチを含め個人的には好きな世界観ではありました。
機会があれば違う本谷さんの作品も読んでみたいなぁって思いました。
「結婚したら少しは楽ができるかも」「楽がしたい」
って、少しくらい思ってる方は是非読んでみてはいかがでしょうか?
因みにわたくしは
「結婚して楽をしたい」
って気持ちも正直多少はあります。
最近は「結婚してホッとしたい」という願望が高まってるように思います。
これは完全な蛇足なやつね^_^;
↑(この本を持ってどんな顔をすればいいかわからずの表情っすww)
てなわけで今日はこの辺りで!
ばいなら〜♪